茨城県産 タテジマコシビロダンゴムシ
2022.11.29〜
関東地方の北東部、茨城県中部の県央地域あたりで採集したタテジマコシビロダンゴムシです。
Twitterで度々、話題に上がる『茨城県北部産タテジマコシビロダンゴムシ』と同種であろうと推測されます。
その特徴は、背中の黄色い縦縞が入る点で体長は7mm程と小さいですが色合いがとても綺麗なダンゴムシです。
生息地は、しっとりと湿った土に乾いた落葉が堆積した林床で、そこに転がる朽木の裏に群れていました。
ちなみに本種は過去に何度か飼育を試みましたが、いずれも緩やかに数を減らして絶やしています。
そこで今回は生息地環境の湿度勾配を意識してレイアウトを試みました。
深さのあるタイプと平置きタイプにて作成。
かなり湿度をつけたセッティングとなりましたが、この条件で多くの個体が右側の乾いたヤシガラ裏にいて、湿った側にいる個体の多くが脱皮をしていました。
あれから何度か出産が観察され、以前と比べて減らす事なく飼えているので、このまま継続的に維持出来るのか、引き続き報告していきます。
写真協力